【おススメタイプ】
慢性的に、関節痛や筋肉痛などおきている方。
【特徴】
水分代謝、血の巡りを改善し、症状を和らげます。
【効果】
関節痛、筋肉痛、浮腫、しびれなど。
【飲み方】
1日2~3回、1回1包を食前または食間(食事と食事の間)の空腹時に服用する。
【成分】
よく苡仁(ヨクイニン)麻黄(マオウ)桂皮(ケイヒ)蒼朮(ソウジュツ)当帰(トウキ)芍薬(シャクヤク)甘草(カンゾウ)
【アドバイス】
水分のとりすぎに注意しましょう。
【処方現場からの意見】
頻度は多くないですが、たまに関節痛の方への処方をみかけます。
関節リウマチの慢性期の方などに使われたりもします。
この漢方薬が合う方は、水毒が中心的な病態です。
そのため、水ぶとり、浮腫、膝に水がたまったりとします。時に局所が腫れて熱を持ち痛むこともあります。
この漢方は、水分の代謝、血の巡りを改善し、さらに悪いエネルギーも追い出してくれ、症状を改善します。
ただ、甘草が入っており、こちらを取りすぎてしまうと、偽アルドステロン症(低カリウム血症、血圧上昇、浮腫など)を引き起こす可能性があるので、ほかの甘草が入った製剤(芍薬甘草湯など)との併用には注意が必要です。(甘草1日量上限目安7.5g、市販薬では5g)
また、交感神経興奮作用(心拍数増加、発汗、血圧上昇など)がある麻黄がはいっているので、他に飲んでいるお薬などで交感神経興奮作用のあるお薬との併用に関しては慎重に用いたほうが良いでしょう。