【おススメタイプ】
自律神経失調などによるイライラ、不眠、肩こり、憂鬱感がある方など。
【特徴】
炎症を押さえ、精神を落ち着かせ、痛みをとり、症状を改善します。
【効果】
神経質、胃炎、胆石症、不眠、自律神経失調症、四肢の冷えなど。
【飲み方】
1日2~3回、1回1包を食前または食間(食事と食事の間)の空腹時に服用する。
【成分】
柴胡(サイコ)枳実(キジツ)芍薬(シャクヤク)甘草(カンゾウ)
【アドバイス】
情緒への負担をなるべくかけないようにしましょう。
【処方現場からの意見】
頻度は低いですが、自律神経失調のかたへの処方を見かけたことがあります。
その方は、イライラと不眠の症状が大きく、胸部の張りもあられたのですが、こちらを飲んで症状がだいぶ改善されました。
この漢方が合う方は、炎症が内部で起こっているにもかかわらず、四肢が冷えているといった、内部に熱が悶々と溜まって巡っていないイメージの方です。
だから、胸部の張りや、不眠、イライラなどの症状が出たりします。
この漢方薬は、その巡りを良くする事で、炎症を押され、精神を落ち着かせ、痛みをとっていきます。
ただ、甘草が入っており、こちらを取りすぎてしまうと、偽アルドステロン症(低カリウム血症、血圧上昇、浮腫など)を引き起こす可能性があるので、ほかの甘草が入った製剤(芍薬甘草湯など)との併用には注意が必要です。(甘草1日量上限目安7.5g、市販薬では5g)