【おススメタイプ】
悪寒のする発汗の無い風邪、インフルエンザ初期の方など。
【特徴】
強い発汗作用で、体にたまった悪いエネルギーを外へ出し、悪寒、節々の痛み、発熱、を改善します。
【効果】
発汗の無い方の、風邪、インフルエンザ初期。
【飲み方】
1日2~3回、1回1包を食前または食間(食事と食事の間)の空腹時に服用する。
【成分】
麻黄(マオウ)桂皮(ケイヒ)杏仁(キョウニン)甘草(カンゾウ)
【アドバイス】
発汗するまで飲むのが大切です。(ただ、もし調子が悪くなったら中止してください)飲む前から発汗のある方は使用しないでください。
【処方現場からの意見】
処方ではインフルエンザのときが一番多く見かけます。
ポイントは悪寒で無汗。葛根湯よりも強い発汗作用で、体内の悪いエネルギーを出し、症状を改善します。
ただ、葛根湯のときも説明しましたが、発汗で悪いエネルギーを外に出すのと同時に、良いエネルギーもでてしまうので、体力が奪われます。
なので、体力のない方には向きません。
その作用は、葛根湯よりもさらに強力なので長期連用はしません。
私も、インフルエンザかなと思う、激しい、悪寒が来たときは、麻黄湯をお湯割でふ~ふ~しながら発汗するまで、寝ては飲んでを繰り返します。
大量の汗をかき何度も着替え、治します。
その時は水分、ミネラル補給はこまめに行ってください。(発汗でたくさん出ていってます)
また、交感神経興奮作用(心拍数増加、発汗、血圧上昇など)がある麻黄がはいっているので、他に飲んでいるお薬などで交感神経興奮作用のあるお薬との併用に関しては慎重に用いたほうが良いでしょう。