糖尿病はブドウ糖をエネルギーとして使う力が弱まり、血糖値(血中のブドウ糖の濃度)が高くなる病気です。
糖尿病が強く疑われる方は約950万人いて、予備軍を入れると2000万人を超えるといわれています。
糖尿病には1型と2型があります。
1型糖尿病(10%以下):
インスリン依存性糖尿病でインスリン注射が必要不可欠。原因はウイルス感染や自己免疫疾患。非遺伝的。
2型糖尿病(90%以上):
インスリン分泌量が少なかったり、インスリンの働きが悪くなる。原因は食生活の乱れ、ストレス、運動不足などによる肥満。遺伝的。
血糖値が高い状態のときは以下のような症状が起きます。
・尿に糖が出る(尿から甘い臭い、泡立ち)
・喉が渇く
・多尿、頻尿
・体がだるく、疲れやすい
・食べているのに痩せる
・手足の痺れ、冷え
・目のかすみ
・インポテンツ(性欲減退)
・生理不順
などです。
これらの症状も、問題なのですが、糖尿病が一番恐れられているのは、合併症の存在です。
合併症は大きく3つあります。
1.網膜症:失明などの視覚障害など。
2.腎症:尿が作られなくなり、人工透析など。
3.神経障害:手足の痺れ、冷え、壊疽(えそ)など。
このように、糖尿病を放っておくと恐ろしい身体の症状が現れることがあるので、これらの合併症を起こさないように、
血糖値をコントロールすることが大切となっています。
このような考えのもと、西洋薬は開発されています。
では、西洋薬の種類を紹介していきます。