小柴胡湯【しょうさいことう】の効能や副作用について徹底解説します

小柴胡湯

【おススメタイプ】
体力は普通で、悪寒と熱感を繰り返したり、胸がはって苦しかったり、食欲不振、口が苦かったりする方。

【特徴】
内臓の働きを改善し、炎症を押さえ、症状を改善します。

【効果】
悪寒と発熱の繰り返し、食欲不振、胸が苦しい、風邪、気管支炎、肝炎、中耳炎、蕁麻疹など。

【飲み方】
1日2~3回、1回1包を食前または食間(食事と食事の間)の空腹時に服用する。

【成分】
柴胡(サイコ)黄ごん(オウゴン)半夏(ハンゲ)人参(ニンジン)甘草(カンゾウ)生姜(ショウキョウ)大棗(タイソウ)

【アドバイス】
使用してはいけない患者さんがいるのでご注意ください。

【現場からの意見】

頻度は多くありませんが、悪いエネルギーが人体に侵入して初期段階を過ぎ、体の奥に入り込もうとしている途中段階の方に用いる漢方薬です。

また、自律神経の興奮も抑える作用もあり、イライラ、胸が苦しい、怒りっぽいなどの症状にも用いられることもあります。

胃腸の調子を良くし、水分代謝も改善してくれ、炎症も抑えてくれ、応用の範囲は広いです。

ただ、この漢方薬は乾燥性の生薬が良く使われていて、長期使用すると体の水分を奪うので、体の潤いが不足しているタイプの方には用いません。

また、使用をしてはいけない患者として、インターフェロン製剤を投与中の患者・肝硬変、肝癌の患者・慢性肝炎での肝機能障害で血小板数が10万/mm3以下の患者(肝硬変が疑われるから。)が定められています。

さらに、甘草が入っており、こちらを取りすぎてしまうと、偽アルドステロン症(低カリウム血症、血圧上昇、浮腫など)を引き起こす可能性があるので、ほかの甘草が入った製剤(芍薬甘草湯など)との併用には注意が必要です。(甘草1日量上限目安7.5g、市販薬では5g)

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