炙甘草湯の効能や副作用について

炙甘草湯

【おススメタイプ】
虚弱体質で動悸、息切れ、皮膚の乾燥、口渇、便秘、不眠などある方。

【特徴】
体にエネルギーを与え、血の巡り、水分代謝を改善し症状を改善します。

【効果】
体力がおとろえて、疲れやすいものの動悸、息切れ

【飲み方】
1日2~3回、1回1包を食前または食間(食事と食事の間)の空腹時に服用する。

【成分】
炙甘草(シャカンゾウ)人参(ニンジン)桂皮(ケイヒ)阿膠(アキョウ)麦門冬(バクモンドウ)麻子仁(マシニン)地黄(ジオウ)大棗(タイソウ)生姜(ショウキョウ)

【アドバイス】
不安など情緒不安定による息苦しさには余計に苦しくなる恐れがあるので不適当です。

【現場からの意見】
しゃかんぞうとう
現場での処方はあまり見かけませんが、エネルギーと血、水分を同時に補い、体力をつけ、不整脈を整える効果に優れています。

この漢方薬が合う方は、動悸、息切れが激しく、不整脈や熱感を伴ったりする方で、顔色も悪く、皮膚の潤いもなく、疲れやすかったりします。

また、体質によって程度の差はありますが、手足のほてりや口乾、便秘など伴う方も多いです。

情緒不安定など神経症状の動悸には「柴胡加竜骨牡蛎湯」が適しています。同じ動悸、息切れでも原因が違えば使う漢方薬が違い、それを見誤ると症状を悪化させてしまう恐れがあるので注意が必要です。

応用として、バセドウ病、心悸亢進、心房細動、肺炎、高血圧などにも使われます。

ただ、胃腸虚弱で食欲がなく、下痢傾向のある方には用いません。

また、甘草が入っており、こちらを取りすぎてしまうと、偽アルドステロン症(低カリウム血症、血圧上昇、浮腫など)を引き起こす可能性があるので、ほかの甘草が入った製剤(芍薬甘草湯など)との併用には注意が必要です。(甘草1日量上限目安7.5g、市販薬では5g)

さらに、症状を悪化する恐れがあるため、アルドステロン症、ミオパシー(筋肉の疾患)、低カリウム血症の方へは用いることができません。

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