五虎湯【ごことう】の喘息や咳などへの効能について説明します

五虎湯

【おススメタイプ】
体力ある方で、ひどい咳、気管支炎などある方。

【特徴】
気管支を広げ、炎症を抑え、症状を改善します。

【効果】
せき、気管支喘息など。

【飲み方】
1日2~3回、1回1包を食前または食間(食事と食事の間)の空腹時に服用する。

【成分】
麻黄(マオウ)杏仁(キョウニン)甘草(カンゾウ)石膏(セッコウ)桑白皮(ソウハクヒ)

【アドバイス】
食欲不振、胃腸障害がある方は控えたほうが良いです。

【現場からの意見】

あまり処方を見かけませんが、ひどい咳や小児喘息に使われる漢方薬です。

特に小児への効果は良いと聞きます。

麻杏甘石湯に生薬の桑白皮(熱を冷まし、水毒の改善作用)を加えた処方ですね。

なので、麻杏甘石湯より肺の水毒による呼吸困難・喘鳴・咳などの改善作用が高まっています。

麦門冬湯にもせきや喘息との効果がありますが、麦門冬湯は慢性化してからです。

この五虎湯は基本、黄色い粘い痰を伴う咳、発熱を伴う場合などの急性期の炎症や感染の手当てします。

また、急性期ではないですが、肺が水毒症状で慢性気管支炎の症状(呼吸困難、喘鳴、胸部の水泡音など)に用たときは、かなりの改善が見られた例もあります。

ただ、甘草が入っており、こちらを取りすぎてしまうと、偽アルドステロン症(低カリウム血症、血圧上昇、浮腫など)を引き起こす可能性があるので、ほかの甘草が入った製剤(芍薬甘草湯など)との併用には注意が必要です。(甘草1日量上限目安7.5g、市販薬では5g)

また、交感神経興奮作用(心拍数増加、発汗、血圧上昇など)がある麻黄がはいっているので、他に飲んでいるお薬などで交感神経興奮作用のあるお薬との併用に関しては慎重に用いたほうが良いでしょう。

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