睡眠薬の代わりになる漢方薬を紹介します

睡眠薬の代わりになる漢方薬

西洋薬の睡眠薬は飲んだらすぐに眠れるという優れた効果があるののですが、不眠症を根本から治すお薬ではありません。

漢方薬では、不眠の原因となっている、ストレスや興奮、緊張などをやわらかくし、体の不調を整えることで眠れない体質を改善し、自然な眠りができる体へと導いてくれます。

それにより、睡眠薬を飲む必要がなくなる方もいらっしゃいます。

また、副作用や習慣性も無く安心して服用できます。

ただ、ある程度の期間は服用しないと根本から改善できません。

同時に、日々の生活習慣の改善も行っていくと、より効果が実感できるのが早いと思います。

では、タイプを分けていきます。

1.心のエネルギーと血が不足したタイプ
胃腸が弱く、エネルギーや血がうまく巡らないと、心のエネルギーと血が不足し、動悸、食欲不振、疲れやすい、声に力が無いなどの症状を引き起こします。
この状態になると、寝つきが悪く、眠りが浅い不眠になります。
そんな方には、胃腸を強め、エネルギーと血を補う漢方薬がおススメです。

【薬剤例】
加味帰脾湯(帰脾湯)

2.体に熱がこもったタイプ
体の代謝のバランスが崩れ、体に熱がこもると、頭のふらつき、手足のほてり、耳鳴り、寝汗、喉の乾燥、イライラなどおきたりします。
また、男性では、性欲減退、女性では生理不順など起こす方も多いです。
この状態になると、心がそわそわしたり、何度も目が覚めたりといった不眠になります。
そんな方には、精神を落ち着け、体の熱を冷ましてくれる漢方薬がおススメです。

【薬剤例】
天王補心丹

3.ストレスが多いタイプ
仕事や人間関係、育児など様々なストレスが影響して、精神を安定させる血が不足します。
すると、動悸、胸や脇の張り、口が苦い、驚きやすい、目のかすみ、経血量減少などの症状がおきてきます。
この状態になると、寝つきが悪い不眠になります。
そんな方には、精神を安定させる血を補い、ストレスも緩和してくれる生薬が入った漢方薬がおススメです。

【薬剤例】
酸棗仁湯・・・・・心身が疲れ、精神不安がある方
加味逍遥散・・・のぼせ、肩こり疲労、不安、いらだちがある方
抑肝散・・・・・・・怒りやすくイライラする方。

4.水分代謝が悪いタイプ
油物をとりすぎたり、お酒を飲みすぎたりで胃腸に負担をかけると、胃腸の水分代謝がうまくいかず、水分の病理産物ができて、これが熱を含み、口が苦い、頭が重い、吐き気、ゲップ、たんが多くなるなどの症状が起きてきます。

この状態になると、熟睡ができない浅い眠りや、夢が多い不眠になります。

そんな方には、胃腸の働きを助け、水分の病理産物を除き、熱を冷ます漢方薬がおススメです。

【薬剤例】
温胆湯

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