糖尿病は漢方薬で体質改善をしていこう

糖尿病を漢方薬で改善

糖尿病に関しては、昔からあったようで、消渇(しょうかつ)病として認識されていました。

たとえば、甘い物の取りすぎで、肥満の人は体内に熱があり、その熱で、体内の有用な水分が消耗され、消渇(喉の渇き)という症状が出るとしています。

最近では、ストレスや飲食の欧米化、不摂生など多くの要素が加わり、肥満の方も多く、予備軍の人も含めるとかなりの数になっているようです。

漢方ではそれぞれのタイプに合わせ、根本から改善する手助けをしていきます。

それでは見ていきます。

1.体内に水分や脂質が溜まり、血液・水分・エネルギーすべての代謝が悪くなったタイプ

糖尿病患者に方は肥満体の方も多く、中医学では肥満を水分や脂質が溜まった状態と見ます。
この溜まった水分や脂質は血液を汚し、血液の滞りを引き起こしてしまいます。
この、状態が体内に起こると、体内で熱を生じ、そのことにより、体液を消耗し、多飲、多尿など糖尿病特有の症状が出てきます。
特に現場では、口渇の方は多く、頻繁に水分を取って頻尿になる悪循環の方も少なくありません。
そこで、血液の汚れを減らし、血の巡りを良くする漢方薬や、水分代謝を改善する漢方薬が用いられます。
糖尿病治療では、血液に注目し、血液の浄化やコレステロールを下げることで良い治療効果があげられるケースも体験談として多いです。

【薬剤例】
温胆湯・・・・・・
胃腸の調子を良くし、余分な水分や脂質が溜まった状態を改善してくれる漢方薬です。イライラ、不眠などにも利用します。

五苓散・・・・・・
水分の巡りを改善することで体の中を水分がいきわたり、口渇を治し、尿量減少を改善し尿の出を良くすることで、体の無駄な水分が出て行きます。

桂枝茯苓丸・・・・
血の滞り、水分の滞りを改善し、よく巡るようになります。ただ、高齢者など体のエネルギーが不足した方に使用を続けると、さらにエネルギーを奪うことになるので、体力、免疫低下につながったりします。そういう時は、体のエネルギーを補う補中益気湯を一緒に使います。

八味地黄丸・・・・
代謝するエネルギー不足で、代謝が悪くなり、体内の水分、血、エネルギーすべて滞っています。滞っているため内熱が発生し、有用な水分まで不足し、口渇を引き起こします。そんな方の強い味方です。ただ、胃腸の弱い方へは用いません。

冠元顆粒・・・・・
血液をきれいにして、血液の流れをスムーズにします。また、糖代謝に良いミネラルを豊富に含む生薬が配合されていて、糖代謝も促進してくれる作用があります。

西洋人参・・・・・
サポニンを含み、血液中の脂肪と糖を下げる作用があります。また、糖がエネルギーとして使われにくい、食べても疲れる方へのエネルギー補給にもいいです。

白虎加人参湯・・・
口渇が激しい方へ。全身の熱を下げ、頻尿、皮膚の乾燥かゆみ、多汗なども改善します。

柴胡桂枝乾姜湯・・
寝汗、口渇、食欲不振、疲れが抜けない虚弱な方へ。血の巡りも良くし、冷え症などある方へもいいです。

防風通聖散・・・・
体内の熱をとり、水分代謝を改善します。便通も良くします。肥満タイプの方へ。

など

2.エネルギー代謝が落ちているタイプ

すい臓から分泌されるインスリンが不足すると、血中の糖分をエネルギーと利用することが難しくなります。これが、エネルギー不足の原因です。
虚弱の方は疲れやすい全身の状態や免疫力を改善することが必要です。

【薬剤例】
人参湯・・・・・
虚弱体質で、元気が無かったり、食欲不振の方へ。胃腸の働きを良くし、血色、生気を回復します。

補中益気湯・・・
エネルギー回復の漢方薬として応用範囲がすごく広いです。胃腸の働きをよくして体力を回復をさせ、元気をとりもどします。ただ、虚弱でない方への疲労回復にはさほど効果がないことが多いです。

十全大補湯・・・
血が不足したり巡りが悪くて体が冷えたり、エネルギー不足で疲れている方へ。ただ、性質が温熱にかたよってもいるため、体の冷やす潤いの力が無くなり、その結果、熱(炎症)の状態が強くなった方への使用は、体力を回復させるからといっても、症状を悪化させる可能性があるため用いません。
など

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